子育てに正解はない

息子たちは大学生になり、子育ても終わりを迎えようとしている。
子育てをする事そのものが人生の学びであった。

子供が小さい時は、毎日のように起こる予想外の出来事に驚き、嘆き、悩み。
20年間は嵐のように過ぎ去った。

子育てに答えがあったら楽だけど、そんなものはどこにもなかった。
結局、自分の考え方に変化が起きた事で子育てが楽になったような気がする。

時々
「先生、うちの子理解力がないし、何でもやる事が遅くてすみません。」
「少しボーっとしているのでゆっくりペースでお願いします。」と言われる。

親子だと近すぎて子供の良さを客観的に見てあげられない。
同じ年齢の子と比べて悲観してしまったり、思うようにいかないと悩んだり。
かつての自分を見ているようだ。

ピアノ教師として沢山の小さい子供たちに係わるようになって思うのは、
ひとり一人がみんな違ってて、ほんとに面白いって事。

誰ひとりとして同じ子なんていない。
ただ共通して言えるのは、どの子も学ぶ事に貪欲だという事。

比べるなら他の子ではなく、その子自身の成長を見て出来るようになった事を喜ぶべきなんだと思う。ただシンプルに「出来るようになって嬉しいね」って。