それでも春はやってくる。

あれから一年が経ったのですね。
昨年の今頃は混乱の中にいて、逆に何をしていたのか記憶が飛んでます。
レッスンを休講にしたり、オンラインレッスンを取り入れたり。
色々あったけど、少なくとも正常な状態でなかったことは確かです。

桜もどのように愛でたのか全く覚えていません。
写真にも納めていないのかも。

・・・そして一年が経ち、
今年も桜が咲きはじめました。

最近は気が緩んでいるのか慣れてきたのか、普通に買い物に行くし、人とお話しするし、電車にも乗る。
あの頃は怖くて家にこもってましたから。。。美容院にも行かず(-_-;)

でも、ウイルスは目に見えないから、やっぱり感染したら怖い。
最近の変異ウイルスも要注意!
しばらくはまだ油断大敵だなぁ。
気をつけないと。

今日撮影した近所の小学校の桜です。
隣の桜はまだしっかり蕾なのに、こちらは満開。
不思議です。

でも、人間もそうだよなって思う。
早く花開く人と遅咲きの人。
この歳になって思うのは、人生はそんなに変わらないのではないかと思う。

失敗ばかりしていた人がずっとダメかっていうと、そんなこともなくて、歳を重ねるとそういう人の方が根っこが太い分、倒れないし心が豊かで思慮深い。
もちろん子供のころから優秀でずっと成功している人は素晴らしいけれど、ある時ポキっと心が折れちゃうことがあったりする。
どっちがいいかじゃなくて、どっちも人の一生なんだな。。
若い時に花開くも良し。大器晩成なのも良し。

桜もそう。
先に咲いた桜は今は綺麗で注目を集めるけれど、遅く咲いた桜が見ごろを迎えた頃には、もう散って葉っぱが出てしまう。
どっちがいいか、じゃなくて、結局プラスマイナスゼロで同じだけ素晴らしいのさ。

あかりをつけましょ、ぼんぼりに~♪

今日から3月、穏やかな日が続いています。
春がすぐそこまで来ているのを感じます。

3月3日は桃の節句。
お雛様を飾って、女の子の健やかな成長を願います。
ご家族集まってパーティーしたいところですが、今年はコロナでなかなか集まれませんね。

でも、パーティーと言えば、ケーキ。
ケーキと言えば、みんなで歌って祝う。
という誕生日会によくある一連の流れがありますが・・・

桃の節句の場合は、「ひなまつり」という曲があります。
この曲は何となく懐かしく感じる日本的な曲調です。

それもそのはず。
西洋音楽が入ってくる前、日本では五音音階が用いられていました。
ハ長調で言うと、ドレミソラ。
この音だけを適当にピアノで鳴らしてみてください。
・・・日本的です。

ヨナ抜き音階といって、4番目と7番目がありません。
ひなまつりが、どことなく日本的な曲調に感じるのは、ヨナ抜き音階を用いているから。

今流行りの音楽と違ってテンポもゆっくりで刺激はないけれど、とても素敵な曲です。
おじいちゃん、おばあちゃんも歌えるこの曲をぜひ歌ってみてください。

今年は飛沫が飛ばないように工夫をして・・・。