こういう状況になってわかった事

いつの世も感染症に悩まされてきた人間。音楽家も例外ではない。

モーツアルトは11歳の頃、天然痘にかかり生死の境を彷徨ったというし、
ショパンは肺結核で亡くなった可能性が高いと言われている。
チャイコフスキーだって死因はコレラかもって。

ウイルスか、細菌か、の違いはあれど感染症に変わりはない。
未知のものとの闘いは、恐ろしく、犠牲者が多数出た。

現代を生きていて、様々な感染症があるにはあるが、
こんなことは、誰もが初めての事かもしれない。

ー学校がない。
ーお店が開いてない。
ー人と会ってはいけない。
ーまして海外旅行なんてもってのほか。

今までのんびり公園をお散歩できたことも

お友達とおしゃべりしたり、遊んだことも

全身の筋肉を使ってスポーツを楽しんだことも

美味しいお料理を仲間たちと囲んだことも

当たり前に出来たから

その事に対して感謝の気持ちはなかったかもしれない。

今こういう状況になって
それがどれほど大切な宝物だったのかって事に気づかされた。

当たり前、は当たり前ではないのだ。
感謝して生きるって素晴らしい。
そのことに気づくことができた。

そして今もなお、命をかけて未知のものと闘っている医療従事者の皆様に心から感謝しなければなりません。
ありがとうございます。って文字に書いただけでは言葉が足りません。


今年もモッコウバラが見事に咲きました。

…でも待てよ。ピアノってすごいな。
こんな時でもお家で練習することができるんだ。

今まで何のために習ってきたのか。
生徒さん達にはこんな時こそ、ピアノを弾いて自分の内面に向き合ってほしいです。

と言っている先生は何となくソワソワと気持ちが落ち着かず、なかなかピアノを弾く気になれないのですがね。
やはり平和って何をするにも大事なんですね。