彩り鮮やかな花々と新緑の美しい季節となりました。
美しい花を咲かせるまでには、見えない所で地味に栄養を蓄えています。
ピアノも同じだと思います。

基礎がなくては美しい音楽を奏でることはできない。
先を急ぐと結局は遠回りになる。
そんなことを想いながら、日々のレッスンに向き合っています。

誰が叩いても正しい音の出る楽器、ピ・ア・ノ。
でも、音質にこだわり、言葉のようにフレーズを考え、音に色をつけていく作業は、ただ叩けばいいという次元のものではない。
楽譜通りに弾いたって、魂が入っていなければただの雑音。

音を出すのは簡単だけど、心に響く音楽を奏でられるようになるまでには、時間のかかる楽器です。
だからこそ面白い！

美しい音の花を咲かせる日がきっと来ると信じて、コツコツと基礎の栄養を与えています。